加害の傾向は違っても、調査する階を決めつけない
| 確認の軸 | ヤマトシロアリ | イエシロアリ |
|---|---|---|
| 生活・加害の傾向 | 湿った木材や土中などを好み、建物下部の被害が中心になる傾向。 | 巣から水を運んで乾燥した木材も加害し、建物全体へ被害が及ぶことがある。 |
| 巣との関係 | 加害している場所が生活場所を兼ねる。 | 建物や土中などに巣をつくる。 |
| 調査で大切なこと | 床下だけで終えず、床上の症状や漏水の有無も伝える。 | 見つけた木部だけでなく、周囲や別の階への広がりも検討する。 |
上の生態の説明は日本しろあり対策協会の解説を参考にした一般的な傾向です。個別の建物の調査結果を示すものではありません。

羽アリの季節・色・場所だけでは確定しない
羽アリが出た日時、室内のどの場所から出たか、外から飛来したように見えるかを記録してください。季節は参考になりますが、地域や気候、建物の環境によって条件が異なるため、それだけで種類を確定しません。
写真があれば虫の姿と羽、見つかった場所を共有します。つぶれた虫や不鮮明な写真では特徴を確認できない場合があります。無理に捕まえようとせず、残っている個体の扱いは相談先へ確認してください。羽アリを見つけたときの確認方法も参考になります。
調査範囲は症状のある場所から建物全体へ検討
相談時は、床下の状態だけでなく、2階の窓枠や軒先、壁、浴室まわりなど気になる箇所をすべて伝えてください。「ヤマトだから1階だけ」「イエだから必ず全ての木材が被害を受けている」という判断はできません。
カガヤクでは、種類の確認と痕跡の分布、点検できる区画を整理します。見えない壁内や入れない床下は未確認として扱い、追加調査が必要か、どの方法なら確認できるかを説明します。確認済み・推定・未確認の区別を見積りでも確認してください。
防除・建物補修・保証条件を別々に確認する
対策には木部や土壌への処理などがあります。種類と建物の条件に合わせて、処理対象・作業方法・施工後の確認を検討します。参考:日本しろあり対策協会の防除方法
防除をしても、すでに傷んだ木部そのものが元に戻るわけではありません。補修が必要なら、防除と修繕の範囲・費用を分けて説明を受けてください。カガヤクはヤマト・イエ・カンザイシロアリに対応していますが、すべてに同じ工法や保証条件が適用されるわけではありません。
砂粒状のものが出る場合は、カンザイシロアリも含めて確認
木材や家具の近くに粒状のものが繰り返し落ちる場合は、ヤマト・イエだけでなく別の原因も検討します。木くずや砂との区別が必要で、粒だけを写真で見て即断はできません。カンザイシロアリが疑われる砂粒状のフンに、記録する場所と相談時の確認事項をまとめています。
種類が分からない段階でも相談できます。住所・建物の種類・症状・施工歴を伺い、必要な調査をご案内します。費用はシロアリ予防・駆除の見積りで確認してください。
よくある質問
写真だけでヤマトかイエか分かりますか?
特徴が写っていれば手がかりになりますが、画質・個体の状態によっては判定できません。現物や現地の痕跡を確認する必要がある場合があります。
イエシロアリなら必ず工事が高くなりますか?
種類だけでは決まりません。被害範囲、施工できる場所、必要な処理や追加工事によって総額が変わります。
2階だけに症状があります。床下は関係ありませんか?
発見した階だけで原因や経路は決められません。建物構造、漏水や痕跡、虫の種類を合わせて必要な調査範囲を判断します。

