床や木材の変化と、虫の痕跡を分けて記録
日本しろあり対策協会は、蟻道・木材の食害や内部の空洞、建具の不具合などを、被害の確認につながる兆候として紹介しています。参考:日本しろあり対策協会「被害を知るにはどうすればよいか」。ただし、目に見える一つの症状から、原因や建物全体の被害を断定することはできません。
| 気づいた変化 | 安全に残せる記録 |
|---|---|
| 床が沈む・柔らかく感じる | 部屋と位置、いつ気づいたか、広がりがあるか。繰り返し踏んで試さない。 |
| 木材が薄い・欠けている | 表面と周囲の写真。傷を広げたり、工具を差し込んだりしない。 |
| 土の筋・虫・羽がある | 床や柱など発見した位置と写真。痕跡を壊して確かめない。 |
| 建具が動きにくい | いつから、どの扉や窓か。雨漏りや湿りも分かる範囲で伝える。 |
目に見える傷みが小さくても内部の範囲は分からず、反対に床の不具合がすべてシロアリとは限りません。外観だけで安心・危険を決めないことが大切です。

漏水・腐朽・建物の状態も調査する
木材の傷みは、虫だけでなく水分や腐朽などの影響も調べます。浴室・台所・窓まわり、雨漏りの履歴、過去の床の張り替えが分かれば共有してください。床下に入れない部分や、仕上げ材の裏を確認していない部分も区別します。
防蟻処理をしても、水漏れの原因や木材の強さがそのまま元に戻るわけではありません。防除が必要か、建築・設備側の点検や補修も必要かを分けて判断します。
踏み試す・叩き壊す・薬剤を先にまく行動は避ける
沈みが気になる床に重い物を置いたり、何度も踏んで強さを試したりしないでください。大きなたわみや破損が見える場所は利用を控え、建築側の点検も相談します。見えている木材を削ると、元の痕跡が変わり、補修範囲が増える場合があります。
床下や天井裏に自分で入る必要はありません。虫や羽を見つけた場合は、まず発見位置を記録して相談してください。見分け方は羽アリとシロアリの確認ガイド、土の筋は蟻道が疑われるときの確認で整理しています。
調査は、見える傷みと確認できた範囲を説明してもらう
カガヤクでは、虫や痕跡、建物の状態、施工できる範囲を確認し、必要な防除をご案内します。写真を見せてもらう際は、「どこの部材か」「現在の活動を確認できたか」「どこが未確認か」も聞いてください。写真が1枚あることと、家全体を調べ終えたことは同じではありません。
部材の交換や構造上の判断が必要な場合は、建築側の担当者と確認する項目を分けます。見積り前に、被害の調査・防除・木材や床の補修の担当と範囲を整理しましょう。
駆除・予防と、床や木材の補修は別の費用
カガヤクのシロアリ予防は1,300円〜/㎡(税抜)です。傷んだ床や木材の交換費用まで一律に含む料金ではありません。発生している種類、被害の場所、施工できる範囲によって、必要な処理と総額を確認します。
標準的な予防施工では5年の再発保証と3年目・5年目の点検をご案内していますが、対象となる種類・部位・工法や条件を見積りで確認してください。既に傷んでいる部材の修復まで無条件に保証する意味ではありません。シロアリ施工費用の確認事項も参考にしてください。
よくある質問
床が沈むならシロアリで間違いありませんか?
症状だけでは分かりません。虫の痕跡と、漏水・腐朽・床や下地の状態を調べ、防除と補修の必要性を分けて判断します。
虫が見えないので調査は不要ですか?
見える場所に虫がいないことだけでは、木材内部や床下の状況は分かりません。変化した場所と時期を伝え、必要な確認を相談してください。
駆除をすれば床も元に戻りますか?
防除と床の補修は別の作業です。必要に応じて、建築側の点検と補修の範囲・費用も確認します。

