まず「どこへ、なぜ入れないか」を確認する
点検口がない、床下が低い、基礎で区切られている、配管や設備が通行を妨げているなど、理由は建物ごとに異なります。1か所の点検口から床下全体へ移動できるとは限りません。
図面があれば区画を確認し、現地では点検口、床や壁の症状、建物外周の痕跡などを照合します。「点検できた区画」「見える範囲だけ確認した区画」「未確認の区画」を分けることが重要です。
建物の条件ごとに確認すること
| 状態 | 相談・調査のポイント |
|---|---|
| 点検口が見当たらない | 収納内など既存の点検口の有無、図面、開口が必要か。床を自分で切らずに相談する。 |
| 床下が低い | 見通せる範囲と、作業者が入れる範囲の違い。処理が届くかを工法ごとに確認する。 |
| 基礎で区画が分かれる | 隣の区画へ移動できるか。区画ごとの未確認部分と追加確認の必要性。 |
| 断熱・床下空調・設備がある | 設備の仕様、使用方法、薬剤や工事への配慮。メーカー資料や図面があれば共有する。 |
| 床下空間がない部分がある | 建物構造と症状の位置を照合し、床下からの処理を前提にしない。 |
建物の状態により、その場で結論を出せないこともあります。追加確認の方法・目的・費用を先に説明してもらいましょう。
床下に入らず伝えられる症状
羽アリが出た場所と時期、壁際の土の筋のようなもの、木部の傷み、床の沈み、雨漏り・水漏れ、以前の施工歴をお伝えください。症状の写真は調査の手がかりになりますが、外から見えない範囲の被害まで写真で断定はできません。
床の沈みや木部の傷みは、シロアリ以外の原因でも起こります。踏み抜きが心配な場所へ乗ったり、点検のために床や柱を削ったりせず、その位置を調査担当者へ伝えてください。
工法は、届く範囲と建物への影響を確認して決める
シロアリの対策には木部や土壌への処理などがありますが、処理対象へ安全に作業できることが前提です。出典:日本しろあり対策協会・防除方法
カガヤクでは、種類、症状、建物の構造、調査できた範囲に合わせて対応内容をご案内します。点検口等の工事が必要か、建材への穴あけや補修を伴うか、施工後に確認できる範囲はどこかを整理します。確認できないまま、家全体を一律に処理・保証できるとはご案内しません。
ヤマトシロアリ・イエシロアリ・カンザイシロアリに対応していますが、種類によって調べる場所や処理の考え方が異なります。床下に入れないという条件だけで、一つの工法に決めつけないでください。
標準料金に、追加調査や工事が含まれるかを確認
標準的なシロアリ予防は1,300円/㎡(税抜)です。床下へのアクセス確保や建物補修、特殊な施工条件などは別途となる場合があります。実際の処理範囲と適用条件を調査し、施工前に総額をご説明します。
予防は5年保証、3年目・5年目のアフター点検をご案内しています。種類・建物・工法によって内容が変わるため、未施工・未確認の範囲と保証対象、点検時に確認できる範囲を契約前に確認してください。
相談時にそろえる資料と、無理をしない確認
建物の図面、床下の写真、過去の保証書や施工報告、リフォーム・断熱・空調設備の資料があれば参考になります。資料がなくても、建物の種類と症状、分かる範囲の点検口の位置からご相談いただけます。
ご自身で床下へ潜る、基礎に穴を開ける、配管を動かすことは避けてください。賃貸・集合住宅では管理者の承諾が必要な工事もあるため、管理会社への確認状況をお知らせください。
よくある質問
点検口を先に作っておくべきですか?
先に相談してください。既存の点検口や建物の区画を確認し、開口が必要か、どこに設けるか、費用や復旧を含めて検討します。
床下を見られなくても異常なしと判断できますか?
見られなかった範囲まで異常がないとは判断できません。確認できた範囲と未確認範囲、追加調査の必要性を分けてご説明します。
床下が低い家でも見積りを依頼できますか?
相談できます。構造や設備、症状を確認し、対応できる方法と条件をご案内します。すべての建物で同じ方法を適用できるとは限りません。

