5年は再処理の目安。期限の日に急に被害が出る意味ではない
日本しろあり対策協会は、防除施工標準仕様書で5年を目途に再処理すると案内しています。これは予防を継続するための目安であり、個々の建物で被害が発生する日を示すものではありません。参考:日本しろあり対策協会「シロアリ防除の方法」
一方で、見える場所に異常がないだけで、床下や壁内まで問題がないとは判断できません。前回の工法、処理範囲、薬剤や製品の説明、点検結果を確認して、次の対策を検討してください。ベイト工法など継続管理を前提とする方法は、その管理契約に沿って確認します。
前回の書類で先に見る4項目
| 書類・情報 | 確認する内容 |
|---|---|
| 施工日と工法 | 新築時の予防か、その後の処理か。薬剤処理か、別の管理方法か。 |
| 処理した範囲 | 家全体か一部か。床下に入れなかった区画や未施工部分があるか。 |
| 使用した製品 | 製品名、施工報告にある方法、次回点検や維持管理の案内。 |
| 保証と点検 | 開始日・満了日、対象の種類や範囲、免責、点検を申し込む窓口。 |
書類がない場合は、依頼先や建築会社に記録が残っているか確認します。施工歴が不明なまま「築年数からこの薬剤のはず」と推測しないことが大切です。中古住宅では引き渡し書類も確認してください。
5年を待たずに相談したい変化
羽アリの発生、基礎や木部の土の筋、木材の傷みなどに気づいたら、保証期限を待たずに相談してください。写真だけで原因は断定できませんが、症状が出た場所と時期は調査の手がかりになります。
雨漏り・水漏れ、増改築、床下の断熱工事、配管の変更があった場合も、前の施工範囲や点検条件が変わっていないか確認します。設備や建物の補修とシロアリ対策は、必要性と費用を分けて検討しましょう。
点検で確認することと、見えなかった範囲
点検では、既存の点検口から確認できる区画、蟻道や食害などの痕跡、漏水・湿りなどを調べます。家具や設備、低い床下、基礎の区画で確認できない部分があれば、その範囲と追加調査の必要性を説明してもらいます。
「点検した」と「家の全てを確認した」は同じではありません。点検口が見つからない建物は、先に床を切るのではなく、床下に入れない家の調査方法を確認して相談してください。
カガヤクの5年保証と3年目・5年目点検
カガヤクのシロアリ予防は、5年保証と3年目・5年目のアフター点検をご案内しています。点検の予定、保証対象、種類・工法による条件は契約時の書面で確認してください。
保証が満了した後の再施工と、保証期間内の再発への対応は別です。更新の見積りでは処理する面積・工法・追加工事・新しい保証条件を確認し、費用の説明を受けてから依頼してください。詳しくはシロアリ予防・駆除の費用をご覧ください。
よくある質問
5年を過ぎたら、必ずシロアリが出ますか?
必ず出るという意味ではありません。ただし予防効果や建物の状態を外見だけで判断せず、施工記録と点検結果から再施工の必要性を確認しましょう。
保証期間内なら点検しなくてもよいですか?
保証と点検は役割が異なります。契約で案内された点検を確認し、異変があれば予定日を待たずに施工業者へ連絡してください。
前の業者が分からなくても相談できますか?
相談できます。施工履歴が不明なことをお伝えください。残っている図面や写真を確認し、現在調査できる範囲から必要な対応を整理します。

